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  • 佐藤達郎【インタビュー記事】

DELFONICS代表 佐藤達郎の「オンへ切り替える知的アイテム」

現在は、ステーショナリーメーカー「DELFONICS(デルフォニックス)」、ステーショナリーのセレクトショップ「DELFONICS」「Smith」「six」でデザインディレクターを務めています。
生活の中で、仕事や勉強をしている能動的なオンの時間と、休んでいるオフの時間がありますよね。その中でも、頭が能動的でポジティブな活動をしている知的なオンの状態で使うのが文房具というアイテムであり、そこに魅力を感じたのが文房具に興味を持つようになったきっかけです。また、自分で作りたいと思ったのは、アメリカの音楽家Burt Bacharachの作りだす良質なポップスのように、長くリスナーの心に残るような文房具を作りたい、という思いからでした。
文房具のおもしろさや、深さ、豊かさみたいなものを、文化的背景などの価値を通して伝えていきたいと考えています。


 

自分をいいところに連れて行ってくれるようなモノ

普段モノをセレクトする基準は、まずは機能性があり使いやすいことが前提です。
そして、モチベーションをあげてくれるかどうか。オンの状態への切り替えのスイッチのきっかけとして、気持ちを盛り上げてくれるようなデザイン性の高いモノなどをセレクトしています。
最低限の機能性を果たした上で、自分の将来がいいものになるような気配を感じさせてくれるモノ、自分を豊かでいいところに連れていってくれるようなモノに価値を感じます。

 

文房具の文化的背景を楽しんでもらえるようなきっかけを作りたい

今回HATCHでのセレクトを通して、文房具文化の背景を楽しんでもらえるような、きっかけ作りができればいいなと考えています。
例えば、文房具にもっとデザイン性を求めるとか、どうしてこういう風に作られたのか、その文房具の背景に何があるのか、それらをもっと知ることで、モノとの触れ合いが豊かになる。
ただ機能として使っていただけのものであっても、どうして使いやすいのか、書き味が違うのか、というような深みを知ったり意識することでより楽しむことができる。
文房具を通して、それらをより深く知り、楽しむきっかけになれば嬉しいです。

 

モチベーションをあげてくれる知的なアイテムたち

仕事柄、自分が前に出るというより、モノをカタログ的に伝えるということの方が多いのですが、HATCHのセレクターによるキュレーションという、そこに人の視点が入るという見せ方はとても興味深いですね。
モノは、そのモノひとつだけでは成立しません。人が使って、持って、はじめて成立するものです。そこに人が介在することで、それぞれの人の視点でモノを取り上げるというスタイルはものすごくおもしろい。自分が参加させていただくということで、純粋に楽しみにしています。
今回HATCHでは、デスクまわりを中心に、「デスクトップ」「トラベル」「ヴィンテージ&アート」という3つのコンセプトでアイテムをセレクト。
定番性、機能性という最低限の条件は満たしつつ、ただ定番なだけでなく、どこか色気や遊び心があるような、自分をいいところに連れて行ってくれるような、自分のモチベーションをあげてくれる知的なアイテムを紹介していきます。



 

DELFONICS

1988年に設立。オリジナルステーショナリー・雑貨の企画デザイン、卸、輸出入、
直営店「DELFONICS」「Smith」のマネジメントを行う。
「文具は道具であると同時に文化の入口でもある」という考えのもと、
実用的であるだけでなく、使う人の感性や想像力に刺激や自由をもたらし、
豊かにしてくれるような文具作りに取り組んでいます。

http://www.delfonics.com/
 
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