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  • MURO【インタビュー記事】

MUROが提案する「旅」の必需品

初めてDJというのを目の当たりにしたのは、友達のお父さんに連れて行ってもらったローラースケート場でした。そこがディスコと変わらないような選曲で。DJブースがあって、音楽があり、踊る人がいて、スケートをしている人がいる。それから毎週通うようになって、知らない曲はDJブースで教えてもらい、レンタルレコード屋でその曲を借りて、カセットテープに落とす。当時、ノンストップのミックスにすごく惹かれていて、それを作りたいと思ったんです。家族で毎年伊豆へ旅行をしていたのですが、道中の曲は僕が担当。車の中でのシチュエーショを想定して子供ながらにノンストップのミックスを作る。シミュレーションして選曲してっていうのが、小さい頃から好きでした。
動き回っていないとダメなタチで、とにかくたくさんのレコード、そして人に出会ってきました。それが今の自分の礎になっているんだと思います。英語の話せない自分でも音楽さえあれば海外の人と空間・時間を共有できて、認めてもらえる。いろんなところに行っていろんな出会いをすることが、音楽を続けていく上では欠かせません。そんな自分が選ぶ「旅」の必需品をHATCHでは紹介したいと思います。


 

たくさん動き回れば、そこにはたくさんの出会いがある

天邪鬼だから、ものはとにかく人とかぶらないのが好きですね。
自分が大好きなのはレコードを探すこと。レコード屋を歩き回って、欲しいものを探す。その後に片っ端から聞いて、これだという音楽を探す。それが見つけられたときにはこの上ない喜びがあるんです。昔はそれを探すのがとても時間がかかったけど、今では出会うべく音楽には呼ばれるようになってきた感じがします。
たくさん動き回れば、そこにはたくさんの出会いがある。

 

音楽ってなくても生きていけるけど、エネルギーの源になる花のような存在

元々、レコードに触れたのは、ソノシートという雑誌のおまけで付いていた薄いレコードがきっかけ。小学生から集めていて、その頃から収集癖があったんですね。当時、実家がガソリンスタンドを経営していて、外で遊ぶと危ないからと、レコードプレイヤーとその本を買ってもらい、本はレコードに読んでもらいなさい的な(笑)
母親が事務をやっていたのですが、伝票を360度整理しておけるような什器があって、それがちょうどドーナッツ版のサイズで。それを回して止まった曲をかけるみたいなことをやっていて、小さい頃からレコードに触れていました。
自分のお店を持ったとき、毎年自分の作ったカセットをたくさん買いに来てくれるイギリス人がいたんです。きっと、イギリスで音楽系のお店をやっていたんじゃないかな。そのイギリス人のお店でカセットを買ったアメリカ人がのちに自分に仕事のオファーをくれました。その仕事をしたことで認めてくれた人が海外にも日本にも増えていった。
常に僕の近くには音楽がありました。音楽って、なくても生きていけるけど、エネルギーの源になる。花のような存在。そういうものを皆さんにも見つけて欲しい。

 

僕のセレクトが何かきっかけになってくれたらいいな

実家のガソリンスタンドの近くに映画館があったのですが、その映画館の人が給油しにきてくれる時にいつもチケットを置いていってくれました。それを持ってよく一日中映画を見ていて。音楽の一番好きなところを追求すると、そのときのことと重なるんです。子供なのでそこまでストーリーは理解できないものの、音だけは入ってきて、今も残っている。ルパン三世や犬神家の一族の音を作っていた大野雄二さんの音楽とか。HIPHOPのプロダクションで選ぶグルーブとかも、そういうのに近かったりするんです。
それから、成長して、音だけの話で海外の人と会話ができるのがすごく楽しかった。英語ができなくても通じる。音楽に対する自分の感覚が認められている様な気がして、嬉しかったんです。
皆さんには、とにかくたくさん動き回ってほしい。旅に出て欲しい。そこでの出会いが本当に大事だから。
HATCHでは、そんな旅に出るときに持っていきたいもの、連れて行きたいもの、窮屈にならないものを紹介していきます。僕のセレクトが、何かのきっかけになってくれたらいいなって思います。



 

TOKYO RECORDS

2020年のオリンピックに向けてなのか、今までありそうでなかったストレートな名前のレーベルの設立とリリース開始が発表された。その名もTOKYO RECORDS。マネージメント・楽曲制作・ライブイベントなどを手がけて来た、エンターテインメントのプロフェッショナルのチームがタッグを組み、旧譜リバイバルや新人アーティストの作品等のリリースは勿論の事、イベントプロデュースなど新しいレーベルのあり方を発信していく。レーベルのロゴデザインを清永浩文(SOPH.co.,ltd.代表)がデザインし、レーベル全体のアートワーク監修には信藤三雄が名を連ねる。「旧譜音源の活用・リバイバル」、「プロデュースによるオリジナル音源」、そして、新人アーティストの発信や受付も行っていく。今後、東京から音楽を活性化するような新たなる作品をリリースしていく。

http://www.tokyorecords.com/
 
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